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日付のない便り

日々のとりとめのない覚書 映画や読書 そして回想

「ワザ、ワザ」と「ちい、ちい、ちい」  私の中学時代2

中学2年生の息子の新学期が始まった。去年は、夏休みの最後に宿題でずいぶん慌てていたが、今年はうまく切り抜けているらしい。夏休みの宿題というと、厄介なものの代表選手が読書感想文だろう。今はだいぶ様子も変わってきているだろうが、それでもネット…

酒の歌など  牧水を想う

酒の歌など 牧水を想う 最近、情けないほど酒が弱くなってきた。ちょっと晩酌が過ぎると眠気を堪えきれなくなる。晩酌といっても、せいぜいウイスキーのハイボール一杯とか、麦酒350ml1本程度だ。もともとそう強いわけでもないし、そう好きなわけでもなかっ…

「聖の青春」 「ほっぺたさわってもらい」

「聖の青春」大崎善生 11月19日公開の映画『聖の青春』の特報映像を見た。松山ケンイチが演じる夭折の天才棋士、「怪童」村山聖九段が、東出昌大演じる「天才」羽生善治四冠に対局を挑むシーンが描かれている。 よく憑依型の俳優などと称される松山ケンイチ…

「レ・ミゼラブル」のこと  ジャン・ヴァルジャン?

「レ・ミゼラブル」のこと 夏になると『レ・ミゼラブル』を読み返す。といっても、大体あちこちと虫食いのような読みかたで、最後まで読み切ったのは3回ぐらいか。実は、幾つかの場面を読みたいがために読み返している、といってもよいのかもしれない。 例…

「砂の女」  本棚の片隅に

砂の女 安部公房の「砂の女」を、私は読んでいない。読まなかったのにはちょっとした理由がある。 砂の女 (新潮文庫) 作者: 安部公房 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2003/03 メディア: 文庫 購入: 19人 クリック: 197回 この商品を含むブログ (346件) を…

「不屈の棋士」 棋士たちの未来・私たちの未来

「不屈の棋士」 大川慎太郎 講談社現代新書 半年前には、「将棋の渡辺くん」を大笑いしながら読んで、やっぱり「将棋指し」って、いいなと思ったのだが、この本を読みとそう悠長な時代ではないらしい。たまたま見たプロ棋士山崎隆之八段とコンピュータソフト…

大人買いの理由  「COM」や「ガロ」の頃

大人買いの理由 「COM」や「ガロ」の頃 友人が雑誌「COM」の全巻揃いを手に入れた。見おぼえのある表紙もけっこうあったが、全く覚えていない表紙も多かった。創刊号の値段は150円で、わたしの記憶より随分安い。 小学校の時は、「漫画王」という月刊誌を…

たまには、詩など  土橋治重「月見草異聞」

詩とはすっかりご無沙汰している。大学の時、友人たちと現代詩についていっぱしに議論をしていたが(私は文学部だった!)、かっこをつけていただけで、実はさっぱり理解していなかったのだと思う。たとえば、思潮社の現代詩文庫もちらちら購入したりしたの…

忘れられた作家  『足摺岬』の行方

忘れられた作家 『卯の花くたし』『鹿ケ谷』『比叡おろし』『菊坂』と目次の順に並べていっても、誰の作品かわかる人はあまりいないだろう。『絵本』『足摺岬』と続くと、私の年代だとああそうかと頷く人もいるだろうが、今も愛読しているとなるとやはりそう…

あと500冊の本  

山田風太郎に「あと千回の晩飯」という随筆集があるが、ここ何年か、それまでほぼ無限と思っていたものが、もうかなり正確に数えられるようになったことを意識し始めた。定年の時、これから好きなだけ本が読めますね、と何人かの人に言われた。私は、本好き…