日付のない便り

日々のとりとめのない覚書 映画や読書 そして回想

読書

大人買いの理由  「COM」や「ガロ」の頃

大人買いの理由 「COM」や「ガロ」の頃 友人が雑誌「COM」の全巻揃いを手に入れた。見おぼえのある表紙もけっこうあったが、全く覚えていない表紙も多かった。創刊号の値段は150円で、わたしの記憶より随分安い。 小学校の時は、「漫画王」という月刊誌を…

たまには、詩など  土橋治重「月見草異聞」

詩とはすっかりご無沙汰している。大学の時、友人たちと現代詩についていっぱしに議論をしていたが(私は文学部だった!)、かっこをつけていただけで、実はさっぱり理解していなかったのだと思う。たとえば、思潮社の現代詩文庫もちらちら購入したりしたの…

忘れられた作家  『足摺岬』の行方

忘れられた作家 『卯の花くたし』『鹿ケ谷』『比叡おろし』『菊坂』と目次の順に並べていっても、誰の作品かわかる人はあまりいないだろう。『絵本』『足摺岬』と続くと、私の年代だとああそうかと頷く人もいるだろうが、今も愛読しているとなるとやはりそう…

あと500冊の本  

山田風太郎に「あと千回の晩飯」という随筆集があるが、ここ何年か、それまでほぼ無限と思っていたものが、もうかなり正確に数えられるようになったことを意識し始めた。定年の時、これから好きなだけ本が読めますね、と何人かの人に言われた。私は、本好き…