読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

日付のない便り

日々のとりとめのない覚書 映画や読書 そして回想

毎日かあさん  小泉今日子のグラス

映画ー邦画

 この映画は数年前にDVDで見た。

 小泉今日子は、それまであまり気にならない存在だった。私は音楽に全く無縁な生活をしてきているし、アイドルに夢中になったこともないので、歌手、アイドルとしての小泉今日子はほとんど記憶にない。彼女が出演した映画やテレビドラマにしても、見ているものも結構あるのだろうが、それほど印象に残っていない。舞台女優としての評価も高いようだが、私には舞台を見る習慣がない。

 ちなみに、この映画の原作(西原理恵子のマンガ)を読んだこともなかったし(いまだにない)、この原作者についても全く知らなかった(今もあまり知らない)。

 だから、この映画のDVDを借りてきたのは、テレビドラマ「最後から二番目の恋」を見て、あれっ、と思ったからなのだと思う。中井貴一との掛け合いの面白さ、巧みさに、私は、ちょっとグッときていた。その頃から、読売新聞の書評もジックリ読むようになった。つまり、まあ、遅まきながら、ファンになったわけである。

 だから、何の躊躇もなく、棚に手を伸ばしてDVDを借り、予備知識なしに、いそいそと見始めたのだが。

 題名は何かのんびりしているのに、この映画、どうものんびりとは見ていられなかった。以下、その時に記しておいた感想を届けよう。

毎日かあさん(通常版) [DVD]

 

 

毎日かあさん

 主人公は寝る前に必ず酒を飲む。ウイスキーのグラス片手に、絵本を読んで、子供たちを寝かしつけるのが日課になっている。小泉今日子は酒を飲む姿が滅法似合う女優だが、このシーンはあまりうまそうに飲んでいない。これって、共感できる人は少ないのではないか。実際に一緒に暮らしたら、夫としては、たとえ自分が飲んべえでも鬱陶しい妻なのではないか(そう思うのは私だけか)。

 小泉今日子は、十分魅力的だし、実際の夫だった永瀬正敏の夫を看取る妻の役という、どこか倒錯的な興味はあるのだが、どうにも見ていて気持ちがしっくりこない。漫画家にとってはありきたりの生活が、生活感を感じさせないからなのか、それともこの主人公の性格のせいなのか。

 実際は、不安定な職業であるし、事実上女手一つの子育てもあるから、大変であろうし、事実そういうシュチエーションも登場しないわけでもないのだが、いわば、ヒリヒリしたような実感がない。おそらく原作の読者にとっては、ごく自然に感じられることなのであろうが、この映画だけしか接していない私にとっては、夫のどこが良くて一緒になったのかもよくわからないし、アル中で暴れる演技は真に迫っていても、永瀬の存在が浮いて見えてくる。永瀬は良い俳優だが、なぜ、このキャスティングにしたのか、この映画に出たのかなかなか理解しがたい。もっと素直に見れば良いのだろうが、私にはどこか不幸な映画のような気がする。

 《監督》小泉聖太郎

夫の自伝小説を映画化したという「酔いがさめたら、うちに帰ろう」もいつか見てみよう。

 

毎日かあさん(通常版) [DVD]

毎日かあさん(通常版) [DVD]

 

 

 

酔いがさめたら、うちに帰ろう。 [DVD]

酔いがさめたら、うちに帰ろう。 [DVD]

 

 

 

kssa8008.hatenablog.com

 

 

kssa8008.hatenablog.com