日付のない便り

日々のとりとめのない覚書 映画や読書 そして回想

 62歳の不器用で、料理下手の半主夫にとって、魅力的なスーパーはどんな店か。

 

なんの参考にもならないだろうが、GWの暇つぶしに駄文を。

 

▶️はじめに

 まず、家族構成と私の立場をはっきりさせよう。

・私:62歳。60歳で定年後、親友の世話で再就職。自転車で10分のところで働いている。勤務時間は9時から4時だ。

・妻:55歳。教員。学校は相変わらずブラックで忙しい。出勤は6時40分。帰宅はほぼ連日8時。

・息子:中三。ハードな部活を健気に頑張っている(あまり上手くはないと思うが、当人はそう思っていない)。帰りは6時半。毎週火曜日はオフ。土日もほとんど練習か試合で、半日か終日を費やしている。週2回、朝練もある。この4月から、週3回の塾通いも始めた。

・じいちゃん(私の父): 92歳。肺気腫で入退院を繰り返したが、現在は在宅酸素で落ち着いている。体はあまり動かないが頭はしっかりしている。

 

▶️食事作りの分担

 私がリタイアする前は、ほぼ妻が全面的にまかなっていた。それから2年。次のように落ち着いている。

朝食:妻が準備。基本的に和食。彼女は朝味噌汁をつくることに執念を燃やしている。

昼食:妻と息子は学校で給食。私は、職場からもどり、朝の残り物だったり、弁当だったり、ピザトーストを作ったり、じいちゃんと二人で食べる。

夕食:月曜から金曜まで、私がつくる。土日は妻。

 

貝印 関孫六 4000ST 三徳包丁 165mm AB-5222

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▶️私の腕前のことなど

 リタイアする前は、包丁を握ることはほとんどなかった。食に対する関心度は低かった。特に、好き嫌いが多い方ではないから、食に関して言えば、手のかからない(それに、手応えのない)亭主だった。

 不器用だし、しかも、持病があって利き手である右手がやや不自由である。それでも時間をかければ、まあ、見栄えは良くないが野菜や肉を切ったりというのはなんとかできる。魚を捌くというのは、もちろん到底無理。

 料理に関する基本的な知識もほぼ持ち合わせていない。

 それでも、とりあえず週五日間夕食を用意しなければならない。

 

▶️週間のメニューのスケジュールなど

 息子は、中三だからこれは際限なく食べる。じいちゃんは、食べることぐらいしか楽しみがない。もともと、食べ物にこだわりのない人で、なんでも、普通に食べるが固いものと辛いものはご法度。自分で、台所に立つことが好きな人なので、出来栄えには意外と意見を言ったりもするが

 料理は、もちろん特別に素晴らしいものは作る意欲も技術でもないのだが、そうかと言って、食い盛りの中学生と余命少ない(?)高齢者に、毎日のように惣菜やお弁当を買ってきてというわけにはいかないから、クックパッドや料理本を睨みながら、妻にアドバイスを受け、少しずつレパートリーを増やしているが、さほど上達はしない。

 身体的条件(右手が、以前より利きが悪い)もあって、焼く、炒める、煮る、蒸すは、まあ、なんとかなるが、揚げ物は若干厳しい。

 息子もじいちゃんも魚より肉が好きなので、主菜は、肉、肉、魚、肉、魚のような順序になる。サラダとトマトは、必ず毎日用意する(息子は馬のように野菜を食べる少年に成長している)。漬物は、これは、昔から我が家の食卓には欠かせないので、極力用意する。

 じいちゃんは、ずっと家にいるので、食べ物でしか季節感を捉えられないので、旬のものは、なるべく食卓にのせるようにする。

 とはいえ、やっぱり、いろいろ考えるのが面倒くさいことはもちろんなので、クックドゥーのような市販の簡単調理商品(?)はよく使うし、カレーや餃子などこれまで我が家の定番の料理は、飽きない程度にスケジュールに入れる。

 ただし、金曜日あたりになると、へとへとになっていて、惣菜を買い込んでお茶を濁すことを自分に許すことにしている。

 

▶️不器用な半主夫が料理を作る場合の特徴(欠点?)

・コストに対する観念が薄い。

 価格の高い、安いに関心はあるが、それを最重要視するほどの余裕はない。そのくせ、特価とか限定という言葉には弱い。

・品物の良し悪しがわからない。

 妻やじいちゃんが、控えめに論評を加えてくれるので、たまにムッとしながらも、知識を増やしつつあるが、あまり向上は見られない。

・融通性に欠ける。

 レシピどおりでないと不安になってくる。材料が1種類足りないとか、調味料の分量が正確でないとかいうことが、手痛く気持ちに響く。代替品を使うとか、実際の味を見てから足りないものを加えるとか、はけっこうハードルが高い。「臨機応変」「適宜」と、自分に言い聞かせるが、どうも落ち着かないことが多い。

・品数が微妙に多くなる。

 一品に自信がないせいか、これじゃ物足りないのではないかという心配に襲われることが多い。そのせいで、ちょっとした小物を作りたくなる。でも、これは大体不評なことが多い。

・手順が気になって逆に手間取る

 複数の料理を並行して作るというのは、私にとっては至難の行為であるが、必要に迫られたこともあって(息子が塾の日は食べる時間が早いので)、ついつい、無謀な挑戦をして、かえって手間取って、泡を食う羽目にという陥ることが多々ある。

 

▶️近隣のスーパーマーケット事情

 駅前の商店街がすっかり寂れてしまい、買い物はスーパーが中心になる。わが町は、結構な激戦区で、大型スーパーは車で10分ぐらいかかるが、中型の食品スーパーなら、我が家から自転車で5分以内に4軒ある。自転車で10~15分に拡げればその数倍になる。週末の新聞には、かなりの数のチラシが入る。その中で、私がよく使うのは、職場の帰り道のA店と、職場とは逆方向だが、家から一番近いB店である。

 

▶️不器用な半主夫にとって魅力的なスーパーのとは?

 前置きが長くて、自分でも少し嫌になりつつあるが、ようやくここからが本論である(論、というほどのことはないが)。

 店舗規模はA店の方がB店の1.5倍程度。施設もA店の方が新しい。どちらも、食品だけではなく、日用品も置いてある。

 A店とB店に行く回数はほぼ同じだが、これは時間の余裕や肉体的な疲労などがあるからで、できるならB店の方で買い物をしたい気持ちが強い。

 

 最初は新しく広くて、店内が開放的なA店に惹かれたが、毎日生鮮食品が中心でそう多様な買い物をするわけではないので、かえって広いのは面倒なことが多い。スーパーは、生鮮食品や惣菜、弁当、パンなどが外側に、加工品や菓子類、酒類や飲料などが内側に配置されているので、買い忘れに途中で気づいて、後戻りするようなことはしょっちゅうだから、広いとそれだけでも負担になる。

 品揃えは、生鮮食品はほぼ同じ、その他のものはA店の方が豊富である。ただし、 A店はプライベートブランドが多い。プライベートブランドが悪いわけではないが、品物によっては買い慣れた商品が見当たらないこともあって結果的な選択肢が狭まるようなこともある。

 生鮮食品の価格はどちらもそう変わらない。加工品や冷凍食品などはA店の方が断然安いことが多い。B店が、特売日だけの値段の商品がA店では連日その値段という商品もあるようだ。

 惣菜は値段が同じだが、B店はA店より3割方量が多い。種類も多様で味も上だ。惣菜と弁当にB店が力を注いでいるのがよくわかる。スーパーの弁当はコンビニより100円程度安い。どちらも値は同じだが、昼に寄ってみるとB店の方が人が多い。

 だが、ここまではA店が職場からの帰り道にあるという利便性を考えれば、決定的な差があるわけではない。

 では、不器用で、料理下手の半主夫である私は、なぜB店の方に魅力を感じるのか。

 例えば、今日は鍋料理にしようと言う心づもりで店に行くとしよう。鍋は、私のようなものにとっては、冬の黄金メニューだ。作る手間が簡単な上に、今は市販されている鍋つゆを使えば、味つけもほぼ失敗はない。しかも、多種類あるから、けっこう飽きられない。

 A店も、 B店も、シーズンになると様々な鍋つゆが一箇所にまとめて置いてある。だが、B店はさらに野菜売り場にも鮮魚売り場にも、肉売り場にも少しずつ置かれている。白菜の隣には白菜を使う鍋つゆがおいてあり、アンコウが入った日には、アンコウ鍋のつゆが置かれている。

 

 

 野菜売り場などでも、特に旬のものが出てきたときに違いがわかる。この前、菜の花が出ていた。B店では菜の花の美味しい食べ方のポップがあって、その脇にからし和えの素が置かれている。精肉売り場でも、B店は、料理下手でも簡単につくれる(つくれるような気がする?)、さまざまな商品が並べてある。この間は豚肉だったから、今日は鶏肉にしようと思ったとき、その商品の並びを見れば、なんとなく鶏肉料理のイメージも意欲もわいてくる(実際、そういう商品を肉と一緒に買うことが多い)。

 もう一つは分量だ。例えば、鶏のもも肉2枚を買いに行ったときだ。A店は3枚パックと1枚のパックの2種類しかない。3枚パックの方が安いから、それを買って1枚は冷凍しておくと言うので問題はないのだろう。でも、次の日、B店にいってみると、2枚パックもある。売り場は狭いが、商品の種類わけが細かいのだ。B店は、カレー・シチュー用というような料理別のラベルを貼ってあるパックも多い。

 豆もやしのナムルを作ったらこれが好評で、また作ろうと思って、A店に行ったが売り切れだった。私が、買い物に行くのは4時半頃だが、A店では実は何回行ってもこの時間に豆もやしを買えたことがない。B店では、買えなかったのは1回だけで、ほぼ買うことができている。

 

 どれも、小さなことだ。だが、当然のことながら、購買意欲は小さなことの積み重ねが大きな差となる。私のような半主夫は特殊な例かもしれないが、同じような時間に、自転車に乗って買いもに来ている同じ年頃の男性も結構見かけるのである。無論、スーパーの主要なターゲットにはならないだろうし、声をあげるほどのことでもないのだが、ついつい、愚痴めいて書き連ねてしまった。

 

※最近は、寂れた駅前の商店街に残っている八百屋や総菜屋、魚屋などにも、ちょこっと顔を出している。少しでも通ってみると、細々となのだろうが客が付いている理由がわかってきた。また、機会を見て、そのことも書いてみたい。

 

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