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日付のない便り

日々のとりとめのない覚書 映画や読書 そして回想

やべきょうすけは、少しふっくらしたのではないか

 やべきょうすけは、少しふっくらしたのではないか。「闇金ウシジマくん ファイナル」を見ていてそう思った。ネットで調べると、43歳だからもう立派な中年なのだが、なんとなく惜しいのだ。

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  彼を最初に知ったのはVシネマの「喧嘩の花道 大阪最強伝説」だった。1996年の公開だから、もう20年も前だ。別にそう期待して見たわけではない。「ビー・バップ・ハイスクール」の類だろうと思ってレンタルショップで借りてきて見たのだが、思わず身を乗り出すことになった。作品そのものもよい出来なのだが、驚いたのは主演の「矢部享祐」という俳優だ。釘付けになった。決して、演技がうまいというわけではない。だが、とにかく目につくのだ。不敵な面構え。小柄で、きびきびとした動き。エネルギーがこぼれ落ちるような躍動感。

 これって、まるでジェームズ・キャグニーじゃないか。

 中学生の頃、日曜洋画劇場で見た忘れられないアメリカの男優(「白熱」を記事にしている)。小柄で精悍。ギョロリとした目、そして何よりも独特のきびきびした動き。ギャングスター、ジェームズ・キャグニー。あのころ「汚れた顔の天使」「彼奴は顔役だ」「白熱」と私はこの人の映画に夢中になった。

 

 

kssa8008.hatenablog.com

 

「闇金ウシジマくん」の同級生にして部下である柄崎も、「クローズZERO」シリーズの片桐拳も、役者としてのやべきょうすけは、無論悪いわけではないのだが、なにか見ていて手持ち無沙汰に見える。かといって、ヤンキー映画やもう無理だし、ヤクザ映画も少し首を捻りたくなる。できれば、シリアスな犯罪映画なんかいいかもしれないな、などとあれこれと妄想してしまう。若い時そのままとはいかないにしても、彼の弾けるような動きはまだ十分不穏な空気を喚ぶことができるはずだ。

やべさん、ふっくらしたというのは、私の杞憂でしょうか。

 

闇金ウシジマくん ザ・ファイナル
 

 

 

  1. この「喧嘩の花道」のシリーズは5本作られている。3年前まで、私はそのうちの3本を持っていた(ビデオ屋が大手の進出で店じまいしたときに、買うことができた)。ビデオだったので、録画機器を買替える時に泣く泣く捨てた。 
  2. 「大阪最強伝説 喧嘩の花道」でやべきょうすけのライバル役は北村一輝。この頃から、鋭い目線で、個性的だった(最近見た「疫病神シリーズ」の桑原役ははまり役だ)。

     

     

     

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