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日付のない便り

日々のとりとめのない覚書 映画や読書 そして回想

私の積ん読状況  「積ん読」にも、一応言い訳がある

 

 連休が終わって、だいぶ経つが、やっぱりというか、予想通りというか、連休中に読もうと、文字通り、積んであった本は、それほど高さも変わらずあちこちに積まれたままである。 

 ベッドの脇には、高価なのに思い切って買った「竹山道雄セレクション」の第4巻、昭和文学全集(安岡章太郎が収録されている巻だ)、有吉佐和子「非色」、今野敏の新刊「回帰」「継続捜査ゼミ」、住野よる「また、同じ夢を見ていた」、木内昇「櫛挽道守」。

 玄関や居間には本川達雄「ウニはすごい バッタもすごい - デザインの生物学」 、呉座勇一「応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱 」、日垣隆「そして殺人者は野に放たれる」、カミュ「転落・追放と王国」、図書館から借りてきた池波正太郎全集の一冊、それにkindle paperwhiteと販売が終了しているSONY Reader PRS-T3S。そこに、ネットで手にいれた古本が何冊か。散らかしているのが嫌いなじいちゃんが、たまにチェッと舌打ちしているが気づかないふりをしている。

 

ウニはすごい バッタもすごい - デザインの生物学 (中公新書)

ウニはすごい バッタもすごい - デザインの生物学 (中公新書)

 

 

 

 

 定年後、仕事はしているが、前よりはるかに時間があるはずだから、当然以前より読書量が増えていいはずだが、実際はせいぜい同量か、むしろ減っている。これは困った(いや、別に困らないか)。

 

 なぜ減ったのかというと

  1.  体力が衰えて、長時間連続の読書が難しくなった(衰えたのは体力だけでなく、気力も、視力もだが)。
  2.  往復2時間の電車・バスの通勤時間が必要なくなり、確実に確保されていた読書時間が消滅(私は、高校入学以来45年間、幸か不幸か、通学・通勤に電車・バス利用で往復2時間かかった)。
  3.  暇なようでいて、1日生活すると、老人でもやはり結構忙しい。晴耕雨読というが、それはどこの国のことかと思う。買い物も、料理も洗濯も、医者通いも、冠婚葬祭も、近所付き合いも、若い頃とは違った大変さがある。読書の時間は取れるようでなかなかたっぷりとは取れない。
  4.  どうしても読まなければならない本がなくなった(あまり熱心ではなかったけれど、それでも仕事に必要な本をけっこう読んでいたことに最近気づいた)。
  5.  何を読んでも自由というのは、実は割と不自由で、ついつい目移りしたり、読み散らかしたり、という事態を招いて、結局まとまった読書量が減った。


 で、私の具体的な積ん読状況だが、

・「竹山道雄セレクション」の第4巻

 この人の著作はいつかまとまったものを読みたいと思っていて、以前に編まれた著作集を古本で買おうと思っていところ、タイミングよくこのセレクションが発刊されて、つい勢いで購入(一冊4000円以上もするのに)。

 

昭和の精神史 〔竹山道雄セレクション(全4巻) 第1巻〕

昭和の精神史 〔竹山道雄セレクション(全4巻) 第1巻〕

 

 

・昭和文学全集(安岡章太郎が収録されている巻)

 何年も前に買った古山高麗雄の「妻の部屋 遺作十二編」を読み始めたら、若い時の安岡章太郎との交流の話が出てきた。「悪い仲間」ほかいくつかの作品の題名が出てくるので、それが気になって、全集を引っ張り出して読み始めたら、どっちも幾編かずつ読んだまま、中途半端になっている。

・有吉佐和子「非色」

 特に目的もなくネットオークションを眺めていたら、この作品が出品されていて、昔読んで感動したのを思い出して購入。

・今野敏の新刊「回帰」「継続捜査ゼミ」

 私はこの人の愛読者で新刊はほぼ購入している。多作な作家なのでたいへんなのだが。

・住野よる「また、同じ夢を見ていた」

 「君の膵臓をたべたい」を読んで、もう一作は読んでみようと思って購入も、かなり下の方に「積ん読」状態。

・木内昇「櫛挽道守」

 これは、「積ん読」ほぼ6ヶ月。書評を見て、興味を持ったのだが結構厚みがあって手が出ないでいる。

 

櫛挽道守 (集英社文庫)

櫛挽道守 (集英社文庫)

 

 

・本川達雄「ウニはすごい バッタもすごい - デザインの生物学」

 同じ著者の「ゾウの時間 ネズミの時間」は、私でも楽しく読めた数少ない科学本。で、これもいけるかということで購入。

・呉座勇一「応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱 」

 友人から借りたまま「積ん読」。ベストセラーになっていると聞いて、読書意欲が湧いたのだが、借りたまま忘れていて今日気付いた。

・日垣隆「そして殺人者は野に放たれる」

 これも友人から借りた本。「ドキュメント 死刑囚」(篠田英之)を読んだらなんとなくモヤモヤ、イライラして、このテーマに関連する本を少しまとめて読みたいと思い、これも借りた。

・カミュ「転落・追放と王国」

 昨年、カミュの「異邦人」を数十年ぶりに読了。若い時には、どうにもすっきりしなかった部分がようやくわかった気がして、「ペスト」と一緒に購入。「ペスト」はどこかに紛れ込んで捜索中。

・池波正太郎全集の一冊(仕掛人梅安シリーズ)

 記事にもしたが、「錦之助の「仕掛人梅安」を見たので、読み返したくなり、図書館から借りて、これは寝る前に少しずつ読んでいた(それで、何日か寝不足になった)。

・kindle paperwhite&販売が終了しているSONY Reader PRS-T3S。

 電子書籍は、老人には便利。何しろ軽いし、字を大きくして読める(これについて、ては、下記の過去記事「大人買いの理由」に記してある)。私はソニーのリーダーを愛用していたのだがあえなく販売終了。今はKindleを使っているが、リーダーの中にも、まだ積ん読状態の電子書籍があるので、これもたまに開くようにしている。

・ネットで手にいれた古本が何冊か。

 昨年あたりから古本購入のサイト「日本の古本屋」をよく使って購入している。全国各地の古本屋に注文できる。購入した本は、いずれも期待以上の、時には感激するほどの保存状態で、全国の古本屋さんがいかに本が大事にしているのかがわかる。今回はオークションで3冊購入したが、こちらは玉石混淆。ちょっとがっかりしたものもある。

www.kosho.or.jp

 というわけで、私の「積ん読」状況を書いた。「積ん読」解消のためには何をしたら良いのか、ということはわかっているのだが、多分できないだろうという結構な自信がある。それで、良いのだとも思う(ウチのじいちゃんは渋い顔をするだろうが)。

 他人の「積ん読」状況など、考えれば、だれもさほど興味がないのは十分わかっているのだが、老いたことに少しだけ焦りがでてきた老人の戯言、繰り言と思って、読んでいただければありがたい。

 人は老いると、記録したくなるものなのだ、と寛大な気持ちになっていただいて。

 

次の記事もどうぞ。 

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