日付のない便り

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BS日テレ「密着!すもう部屋物語~第三幕~」を観る 国技っていうけれど

 大相撲九月場所が始まった。初日、二日目と稀勢の里がなんとか勝った。初日は、怖くて見てられなかった。今日の貴景勝との取り組みもスリル満点だった。観客の歓声と拍手が鳴り止まない。やはり日本人横綱への期待と愛着は、国技だから格別のものがあるのだろう。昨日の初日は、私も稀勢の里の勝利に、テレビの前で盛大な拍手をした。だが、今日はちょっと拍手のテンションが下がってしまった。午前中に、録画していたこの番組(放映は9月8日)を観たからだと思う。      

 

 

 内容は題名の通り。長期間にわたって、すもう部屋に密着するドキュメンタリー。

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 以下はBS日テレのHPに載っている番組の内容だ。

 

友綱部屋と鳴戸部屋に密着。見えてきた力士たちの人間ドラマ。

 

37歳で初の幕内優勝、いくつになっても衰えない不屈の闘志で角界を盛り上げた旭天鵬。

引退後は第12代友綱を襲名し、モンゴル出身力士初の部屋持ち親方となった。

そこには28歳で新入幕を果たした遅咲きの苦労人・旭大星がいた。

前頭15枚目で迎える初の幕内。五月場所は一人の男としての決意も秘めた戦いだった。

 

そして、2年目を迎えた鳴戸部屋。

元大関・琴欧洲こと鳴戸親方に憧れ新弟子たちが入門。

覚悟はしていたが想像以上の過酷さに体が悲鳴をあげる。

一方、部屋頭の虎来欧はケガに苦しんでいた。

恵まれた体格を持ちながら首を傷め精彩を欠く日々。

果たして虎来欧は自分の相撲を取り戻すことができるのか?

 

大相撲の世界で生きる師弟の絆に迫るシリーズ第3弾。

 

 

「大相撲の世界で生きる師弟の絆に迫るシリーズ」だから、いかにも「日本的」な感じがするのだが、取り上げている部屋は鳴戸部屋と友綱部屋。両方とも外国人力士が親方の部屋だ。見方によっては、随分あざとい感もあるが、実際には、番組を観ているうちに、親方が外国人であるということを忘れてしまう。親方が外国人だから、弟子の指導が百八十度変わるというようなことはない。相撲はそれほど甘くない、ということを鳴戸親方も友綱親方も身にしみて知っている。伝統的な稽古方法は、それが相撲に強くなるために必要な合理性を持っていることを、自分で味わってきた。だから、土俵の砂にまみれなければ強くなれないことを、弟子たちに身体で示していく。

 

 まだ、35歳と若い鳴戸親方は、自らまわしを締めて土俵に立って稽古をつける。待望の新弟子が3人入ってくる。3人とも、相撲未経験者だ。最初の稽古。四股を踏む。一人は50回で足をつる。一人はスクワットを繰り返していくうちに腿が痙攣していく。皆、身体が硬くて股割りも苦しそうだ。鳴戸親方は、大きな声を出さない。ニコニコ笑いながら説明し、胸を出し、指導していく。

 ブルガリアからスカウトした部屋頭の虎来欧が首の痛みで伸び悩んでいる。親方は稽古に集中できない虎来欧に厳しく接する。

そのあとの取材では、以下のように答えている。

「どこか痛くないお相撲さんはいない。首が痛いのは手の使い方でカバーできるかもしれない。どこか痛いと言って稽古をしないわけにはいかない。」

「一日でも早く関取なることが大切だ。一場所でも早くではなく、一日でも早く」

 鳴戸部屋では稽古の最後に、相撲教習所の相撲錬成歌を全員で大声で歌う。親方が所属していた佐渡ヶ嶽部屋の五訓も全員で唱える。なんとも日本的なのだが、親方からすれば、それが弟子を育てるために必要だから、ということらしい。

 

 稽古は厳しいが弟子を見る目は実に優しい。相撲が好きでたまらないというのが伝わって来る。

 番組を見ているうちに、相撲は国技だから、やっぱり日本人でなければという感覚は薄れて来る。いい相撲、いい力士には皆同じような拍手を送りたくなった。

 

 友綱部屋のことも、色々面白いのだが、機会があれば述べたい。

 

▶︎ 佐渡ケ嶽部屋の五訓

一、「はい」と言う素直なこころ。

一、「すいません」と言う反省のこころ。

一、「おかげさまで」と言う謙虚なこころ。

一、「私がします」と言う奉仕のこころ。

一、「ありがとう」と言う感謝のこころ。 

 

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